4種類の通常攻撃移動型を見てみよう【ガデテル】
説明文にはないけれどもアリーナキャラを選ぶ参考にしたい点です!
ガデテルは英雄ごとによって個性豊かな攻撃モーションに触れられるのも魅力のひとつ。
ガデテルでは「攻撃しながら移動ができるか」がキャラの操作感に大きく影響を及ぼす要素にもなる。
今回は4種類に分けた通常攻撃の移動型について見てみる。
1.停止型
例)銃、弓を使う多くのR、SRキャラ通常攻撃(ヘカテ、レイチェル、キャサリンなど)
一部の特殊技(モリアン、ミケ、スミレ、レイ、ポップなど)
アンドラス(通常攻撃3,4段目)、Mk2(通常攻撃モード2)
攻撃する度に立ち止まらなくてはいけないのがこれに属する。言うまでもなく使い勝手は一番悪い。
通常攻撃が停止型のキャラはR,SRキャラが中心だが、SSRキャラの中だと実はアンドラスの3,4撃目も移動できない属に入る。サブメンバー時のAIも伴ってレイドではボスやキャラを上手く誘導しないと空振りしまくるアンドラスを拝むことになる。(レイドでサブアンドラスのスコアが伸びない時は大体これが原因)
一部SSRキャラの特殊技も停止型だったりするが、これらはステップでキャンセルできたり恒常的に使う訳ではないのでそこまでは気にならない。(ちなみにスミレの特殊技:影分身等、なぜかキャンセルできないものもある。理由は不明。)
2.移動型
多くの遠隔キャラが該当
例)
移動速度減衰[大]:通常攻撃) アンドラス(1,2撃目)、バリ、ビアンカ など
移動速度減衰[小]:通常攻撃) リナ、AA72、ウナ、ロゼッタ など
移動速度減衰[無]:通常攻撃) ユジン(射撃).、ティニア、未来姫(弾)
特殊技)リリス、レナ、タンクの挑発 など
攻撃モーション中、自由に移動できるタイプ。ただし移動速度に減衰がかかる場合がある。
攻撃モーション中の移動速度の減衰値はキャラによって異なる。大雑把に「減衰大、小、無」にサンプルとして分けたが、実際にはもっと細かく移動速度の減衰値が定められている。
移動方向は操作設定に依存する。8方向なら8方向、全方向なら全方向。移動は自由なので途中で反対方向に移動したり止まったりといったこともできる。
移動速度の減衰値が大きいと逃げている相手を追うのが不利になりやすい。だが移動速度の減衰がないキャラでも、あくまで「歩行」速度なので、「ダッシュ」しているキャラには到底追いつけないし、後述するステップ型の回避行動のようには使えない。(※タンクの挑発といった一部の特殊技はダッシュしながらでも使える)
移動型で減衰値が小さいキャラは、いわゆる「操作感良好」の部類に入ることが多いだろう。
3.詰め型
多くの近接キャラが該当
例)
通常攻撃) ベス、パールヴァティー、疫病医師、ミケ など
一番近い相手に向かって突進するタイプ。近接キャラの多くはこの動き。
攻撃ボタン押しっぱなしで自動で相手に突進するのは便利で、攻撃しながら相手を追いかけるのが得意のは特筆すべき点がある。一方、融通が利かない難点もある。
具体的には
- 感知した相手に突っ込むため、「距離を置きながら攻撃」といったことができない
- 感知した相手と自分の間に障害物があっても突っ込むため、ぶつかってしまう
- 「最も近い敵」を感知するため、近くにデコイがあるとそちらに突っ込んでしまう
点になる。近接キャラは高ステータスが自慢のキャラが多いものの、壁を間に挟まれるだけで相手に近づけなくなってしまうため、うまく迂回してから攻撃というプレイスキルが求められる。また攻撃中に退けない関係から相性不利の戦いを覆すのも難しい。
ノクシアやアラといった召喚キャラを相手するのも難しく、デコイをタゲってしまうとそちらに突っ込んでしまうので、本体をしっかりタゲって攻撃するには常にしっかりと一番近い相手の位置を見なければならない。
総じて、狭いマップ、障害物のないマップでは思う存分に殴り合える。一方、広いマップや障害物のあるマップだと殴り合いに持っていくのに苦労しやすいのがこのタイプ。
4.ステップ型
近接、遠隔問わず一部のキャラが該当
例)
ステップ並:通常攻撃) 第一軍団長、メイリル、モリアンなど
ステップ長以上)通常攻撃) ラン、オーディル
特殊技) ラン、オーディル、シンティラ、ロゼッタ
WS) 水着レイチェル
ほとんどがアリーナで高評価を受けているのがこのタイプ。操作性が特に良いだけではなく、ステップ速度・距離が優秀なキャラは回避にも用いることができる。
ステップキャラの挙動は次の通り。
- 移動元から移動先までを線で繋ぐように移動する
- ステップ距離・速度はキャラによって異なる
- 一度決めたステップ方向は途中で変えることができない(折り返せない)
- ステップ終点では硬直が発生する(硬直時間はキャラにより異なる)
- ステップは上位となる行動で途中キャンセルすることができる
- ステップ中に特殊技やWSを使用した場合、現位置ではなくステップ前の位置を感知の起点として計算される
基本的に好きな方向へ動かせると思ってよい。移動型と異なるのは、ステップは途中で方向を変えられないことと、移動型よりも速度が速いため、硬直をステップでキャンセルすることで「攻撃しつつ逃げ」「ステップを利用してダッシュより早い回避行動」等に活用することができる。
細かい位置調整と回避を両立できるのがこのステップ型である。不利相手にも逃げつつ攻撃を入れたり、WSを回避したりできるので操作感についてはこの上ないだろう。
2の通りステップ距離と速度はキャラによって異なる。ランのようにステップキャンセルを挟むと明らかにダッシュより移動距離が延びるキャラもいれば、一見ダッシュとあまり変わらないキャラもいる。
4の硬直を5の通りキャンセルすることができる。この「上位となる行動」は「通常攻撃<特殊技<WS<ステップ<チェインスキル」の順で決まっており、下位の行動では上位の行動をキャンセルできない仕組みとなっている。
例として、ランのテクニックとして有名な「雷鳴ステップ」は【通常攻撃→特殊技(雷鳴拳)→ステップ】でキャンセルしている順序となっている。
ステップ型の難点というか注意点はキャンセル行動に依存しがちになること。ステップキャンセルの使用にはクールタイムが存在しているので、キャンセルを即出しする癖があると、ここぞという回避の場面でステップキャンセルができず、硬直に相手の多段WSを複数回差し込まれてしまうこともある。ステップキャンセルの利用は計画的に。
(ちょっと難しいお話)
6について補足する。多くの通常攻撃やWSには相手を感知する仕様があるが、その感知は通常、自機を起点として感知範囲内の一番近い相手を感知対象とし、その方向に攻撃をする。これは感知距離と呼ばれることが多い。
さて「自機を起点」と話したが、ステップ型のみ事情が異なる。ステップの移動中はこの感知が自機ではなく、どうやらステップ開始位置で計算されるようだ。
つまりどういうことかというと、例えばランを想定したときにWSの感知距離は4マスである。ランが5マス相手と離れていればWSは感知しない。ここから1マス近づけばWS感知範囲内になるということだが、この移動にステップを使用すると、ステップ中は自機が相手にどんなに近づこうが、自機と相手との距離は5マスとして計算されるためWSが感知しない。このため、ステップからランのWSを出すとWSが感知しないという状況が起こる。
対策としては、ステップをキャンセルするか、そもそもWS前にステップを入れない手段がある。確実にWSを当てたい場面では覚えておこう。(なお、詰め型でも同じ状況が発生するかは不明)
ちなみに、逆の状況としてランと相手が4マス以内の時に、相手から4マス以上に離れるようにステップしてWSを打っても4マス以内で計算されるのでWSを当てることができる。相手のWSを回避しながらこちらのWSをカウンターとして出す姿はまさに華麗なので、興味があったらぜひ練習してみよう。
4ーα.ステップの後に移動できるタイプについて
例)エリナ(盾投げ)、ルーシーなど
ほぼステップ型なのだが、ステップ後の硬直の仕様が少し異なるためここに追記。
ステップ型の硬直の後に移動が加わるタイプ。つまり【ステップ→硬直(攻撃)→移動】となる。最後尾の移動はダッシュではないが、歩行よりは早い。
おそらくこの仕様は、攻撃頻度を増やさずにステップ後の硬直を減らすという目的で、ステップ後の硬直の一部を移動に置き換えたと推測される。ステップ後の硬直を減らす目的で後隙を削ってしまうと、通常攻撃の頻度が多くなってしまうからだ。
このタイプは移動型に似ている。攻撃するときだけ止まった移動型のようなものである。一見ステップ型よりも有利に見えるが、このタイプは移動がある分ステップの性能が(今のところ)抑えられているので、ステップを回避に使うのは難しい。
補足:複合型について
通常攻撃はこれらのパターンが複合になっているキャラも多い。
ここでは例を挙げてみる。
- エリナ:ステップ型(盾投げ)+詰め型+移動型(斬撃)
- ハナ:詰め型+移動型
- モリアン:ステップ型+移動型
- 第一軍団長:ステップ型+移動型
- 疫病医師:詰め型+停止型(ただし固停止時の攻撃はほぼ確実にhitする)
エリナは3つのタイプを持つ珍しいタイプ。
まとめ
キャラの動かしやすさ、について言語化してみるとこのような4タイプに分かれる。アリーナで強力なキャラにステップ型が多いのも偶然ではないだろう。
アリーナで使いたいキャラを考える際の参考となれば。
ちなみにランの「雷鳴ステップ」を始めは「雷神ステップ」と誤記していた。雷神ステップはスプラトゥーンでのテクニックだそう(調べて初めて知った)。